9月26日のレッスン(バラード1番:「なんとなく弾けている」ことについて)
本日のレッスンは、気づけばショパンのバラード1番だけで2時間超えていました。
最後の方は集中力が途切れ、朦朧状態に。
まず最初にノンストップで最後まで暗譜で弾くと、「この曲、ちゃんと仕上げたいんでしたっけ?」と師匠に確認されました。
「はい、(12月の)おさらい会で弾きたいんです」と、少々どぎまぎしながら答えた私。
「全体の流れとしては弾けてるからまあこれでもいいでしょうけど、もしちゃんとやりたいのであれば、いくつか細かいところをやっていきましょう」
で、「いくつか」どころか沢山細かいところまで指導を受けて、結局2時間超えてました。
なんとなくは弾けている、そうです。
この「なんとなく弾けている」は師匠によく言われる言葉です。
つまりは、今ひとつ足りない、ということなのでしょう。
拍感が甘い、アクセントがいい加減、手の小ささを理由にレガートを諦めている、休符が適当、音の長さが足りない、云々。
まあ、指摘事項は色々あるわけですが、この中でも自分でも1番の課題だと思うのは、拍感の甘さです。
これはリズム感と同様、頭で考えるのではなく、体全体で感じながら演奏している状態が理想だと思います。
子供の頃からリトミックなどをやっていると自然に身につくのかもしれませんが…。
自慢じゃないけど(?)子供の頃は不真面目なレスナーで、音楽の理論の基礎がまるでなく、大学生になって真剣にピアノを学ぼうとした際大変苦労しました。
拍感がないとのっぺりした演奏に聞こえてしまします。
和声感や調性感もシステマチックなものではなく、「なんとなく」のままでショパンのバラードまでやって来てしまいました…(苦笑)
趣味なんだから、感性のままに弾いてもいいんじゃないか、と半ば開き直っていましたが、もう一つ突き抜けるためには、「なんとなく」状態を脱する必要があります。
やっと気づきました。はい。
とにかく楽譜をきちんと読むのが面倒で、いつも音源を聴いて、なんとなくそんなふうに弾く癖がついているんですね。←猛反省。略してモウハン(笑)
これが師匠の「なんとなく弾けている」という評価につながっているのでしょう。
レッスンの度に、もっと丁寧に楽譜を研究して曲を仕上げたい、という気持ちになります。
精進します。
ここがどうしようもなく弾けないのです…。
部分練習は基本中の基本ですね。